« 2018年6月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年8月

夏休み宿題奮戦記

 昔から夏休みの宿題には苦労した方であった。計算ドリルや漢字などは休みの1週間で仕上がってしまうのだが最も苦戦したのは図工であった。どうしても上手くできないのでいつも8月末は泣きの涙であった。最近ではそうした苦労がなくなったと思ったら久しぶりに孫の宿題に付き合わされることになった。課題は習字である。元々私が書道を習っていたこともあって家族から「習字はジイジに頼みなさい」と言う事になったらしい。いつも殆ど孫の面倒を見ていない反動が来たと言える。書道と言っても大体が古典を模写するだけで独創的な書など書ける訳がないし、お手本がなけりゃあ怪しいものだ。課題は「一生懸命」という4文字である。この字は「一生」が6画に対し、「懸命」は合計29画となっている。縦に条幅のように書くには良いが4文字を半紙に書くとエラくバランスが悪い。右側が「一生」で軽い割には左側の「懸命」がずっしりと重い。そんな事を孫に言い訳しても始まらないのでお手本を書くには書いた。まあしかしはっきり言って人様に見せられるような書ではない。出来栄えは別として一応孫への義理が果たせた・・・と言う事で茶を濁した。ああくたびれた!

| | コメント (0)

新刊「絵筆のバトン」を読んで

 絵筆のバトン」は最近新刊として刊行された私の実姉笠木和子の半生記である。神奈川新聞に掲載された書評から一部内容を抜粋してみる。「追浜地主の娘として何不自由なく育ち、画家と結婚。間もなく夫と死別し、3人の子供を育てながら横須賀にかさぎ画廊を開いた笠木和子の半生をつづったノンフィクション。(中略)自らのバトンを次世代に手渡す日はまだ。そのエネルギッシュな生き方に驚かされる。」画廊経営の傍ら全世界に散らばった義父笠木次郎吉の絵に巡り合うことをライフワークとしている。無名の画家笠木次郎吉ではあるが彼の絵は実に魅力的である。水彩画だが油絵のような重厚感があり、昭和初期の日本の風俗を如実に表現している。この辺の事情は2回に亘って朝日新聞に連載された「幻の画家 笠木次郎吉」に詳しく書かれている。世界中から笠木次郎吉の絵を見つけ出す・・・と言えば壮大なロマンを感じるが現実的には小さな糸口から絵の在り処を辿っていくというのは気が遠くなるような難事である。幸いにも絵が見つかったとしてもそれに対面するためには膨大な費用と手間がかかる。1代や2代ではとても探し求めることは無理だろう。ちなみに冒頭の「絵筆のバトン」の表紙を飾っているのはかの笠木次郎吉の傑作「帰農」である。農作業から帰る母子のほのぼのとした光景を描いている。なお、著者は女婿の細井聖である。

Efude

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年6月 | トップページ | 2018年10月 »