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2018年6月

24時間テレビの愚

 Nテレビの看板番組に「24時間テレビ」と言う番組がある。色々なバラエティをつなげて一日中帯で放送するものである。まあそれは好き好きであるからまあ良いとして。その中で毎年話題となっているのがマラソンである。タレントが長い時間ランニングを続けて最後はゴールに入る。そのマラソンが「感動の」とか「忍耐の」とか美化されて放送されるのだがあの意味が分からない。マラソンと違う点は休憩所ごとに入念なマッサージを受け、食物を取りつつ走りきる。かつてあるタレントの休憩の姿が映った。周囲のスタッフに命令し、偉そうにふるまって目をそむけたくなるような光景であった。また一度道路でこの集団(伴走車やカメラ車など)と遭遇したが前後は見物渋滞も含めて大変な混雑である。練習を重ねたランナーがしのぎを削るマラソン競技自体は大変な意義があり、完走した暁にはそれなりの感動も伴う。しかし大して鍛錬もしていないタレントがよたよたと走り切っても何の意味があるのか全く理解に苦しむ。それを司会者が「あと何キロ、頑張れ!」などと叫ぶが何の感動も起きない。大変な人員を動員し、周囲への迷惑を顧みずに行うこの種のイベントは早く中止してほしいものである。

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イニエスタの年俸

 スペインの名サッカー選手であるイニエスタが年俸33億円、3年契約で神戸のサッカーチーム“ヴィッセル神戸”への移籍が決まった。日本のサッカー界としては過去最高の高値である。楽天のオーナー三木谷氏が得意げに彼を紹介し、早くも集客に役立てていた。プレー面だけでなく、宣伝効果も高いのだろう。それはさておき、こういう話を聴くといつも感ずるのだが日本の金満家は何故もっとメセナ(企業による文化芸術活動への支援)に投資しないのか?と言う素朴な疑問である。欧米では若手音楽家はこれらの支援によって育てられていると言っても過言ではない。日本ではそんな話は滅多に聴いたことはない。三木谷氏にしろソフトバンクの孫氏にしろ、マスコミの話題になるプロスポーツには惜しみなく金を使うが文化芸術には無関心である。所で昨年東京でオーストラリア人の篤志家がトラッド業界に数千万円の寄付をしていただいた。この基金を基に今年から毎年若手のジャズミュージシャンのニューオリンズ派遣がスタートした。こうした小さな活動がミュージシャンを育てるのだ。額にすればイニエスタ選手に払う金の100分の1にも満たない額でこうした活動ができるのだ。決して貧しいとは言えない日本人のメセナへの無関心さが世界から日本人がバカにされる一因となっているのではないだろうか。

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