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’16年で最も感動した本

 16年度読んだ本は190冊余りであった。その中で最も感動した本ベスト3をあげてみる。まず第1位は外山滋比古著「傷のあるリンゴ」他のエッセイ集である。この人のエッセイはどれも私の心の琴線に触れるものばかり。目から鱗とはこの事だ。その中でごく1例を挙げると「ヒマな人ほど忙しい、忙しい人ほどヒマがある」というもの。身につまされる。第2位は村上春樹訳編「セロニアスモンクのいた風景」ジャズの天才ピアニストであり、変人でもあったモンク。評論家やライブハウスの店主等がモンク自身や有名なニカ夫人などの評伝をまとめたもの。有名なエピソードでも観る人によってこうも変わるのか・・・と感心させられる。著者の村上春樹は毎年ノーベル賞候補となる話題の人だが彼は若い頃私等が入り浸っていたジャズ喫茶「水道橋スイング」でアルバイトをしていた。ジャズへの知識、傾倒ぶりはハンパではない。第3位が津村節子「紅梅」。私はこの人の大ファンである。その夫の吉村昭氏の小説エッセイも大好きである。この「紅梅」は吉村昭氏が舌癌で亡くなるまでの妻としての葛藤を描いたもので、最後に吉村氏が点滴の管を「長く病んでいる人とは思えぬ力で」引きちぎるくだりは涙が出てくる。夫吉村昭の自殺を食い止められなかった妻の自責の念や辛い心情がにじみ出ている。以上が私の選んだ!2016年のベスト3である。やっぱり本っていいなあ!

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